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10/15 amazarashi 360°LIVE「虚無病」感想まとめ

ツイッターの140字感想まとめです。



「信じるべきは涅槃原則」、クニヨシの言葉が幕張メッセに響く。「2016年10月15日、何らかのメディアから発せられた言葉が虚無病の始まりだったと言われている」といった記録を思い出す。オール新映像、衝撃のセトリのamazarashi 360°LIVE「虚無病」の幕開け。

小説の朗読とアニメーションが始まり、大好きな小説が実写化された気分になる。全編通して、新曲である虚無病とそれとリンクした彼らの物語と今までの傑作が絡み合っていて、amazarashiはいつも空間を作ってくれるけど今回はもはやサーカスのように一つの固体として存在していた。

1.虚無病:新聞風の映像。超格好良い!ド迫力!ダメだ1曲目からこんな感想しか言えない!!雨曝タクシーの広告があったり天気予報が全て雨だったり仕込みがあって楽しい。最もamzrs史上サビの爆発力がある曲なのでは。ナツキたちの物語としても私たちの物語としても聴きこみたい。

2.季節は次々死んでいく:0.6秒ほど映像が無い!と思ったら天井に映し出されていた。この曲は心から美しい。二言に集約していいのかわからないけど、息苦しくなり、救われる。1,2サビの文字の震えが3サビで消えたのはまさに歌詞の意味を表していたのか。季節は次々死に、生き返る。

3.タクシードライバー:こちらも新聞風と、トンネルを前進している演出。今思うと車の演出は最後にとっておいたのか。「開け放って夏の風」がたまらなく好き。「伏し目がちな青年」が新聞の見出しになるようなことが何となく必要な気がした。現実では何かが起こる前のサインを見落としがち。

4.光、再考:イントロで声にならない声が出た。画面いっぱいの「大丈夫」と「光」には救われる思いがした。私たちが幕張で見たのは電子的な光で、いつかは生活の中で自力で光を見つけなければいけないけれど、amazarashiのライブで放たれる光は人生を再考する機会になります。

虚無病、第2章。ヒカル登場。このあたりから3章のあの展開を悲しく思い始める。ヒカルの父親を埋めるシーン、改めて秋田さんの声と映像で向き合うと、あそこだけで一本映画を観たかのように切なくなった。心音を確かめるみたいに。抱っこをせがむ幼子のように。

5.穴を掘っている:読んでいる時、リンクしているなあと思っていたので、おおおやはり来たかと緊張感が走った。親父の言葉だけ表示されて、あとは3人がひたすら穴を掘る。滑稽にも感じる3人の動きは、蔓延する虚無病に踊らされているようにも見える。しかし虚無病などなくても…。

6.吐きそうだ:世界分岐ではやらなかったので鳥肌。インクが滲むような演出。満腹の人間ではなかった3人には、寝起きのコーヒー一杯でも生きる意味は見つからなかったのだろうか。でも「なんて嫌な奴だ」よろしく、自分たちが被害者とばかり思うのも罪のように感じていそうで可哀想だ…。

7.ジュブナイル:現少年少女や元少年少女や心に残る少年少女のもどかしさや恥や罪の意識や後悔を、正誤や善悪は向き合わなければいけないけれども事実としては肯定してくれる曲だと思っているから、リアルタイムでライブに来ている観客を映し出す演出はamzrsの優しさを丸ごと感じた…。

8.ヨクト:曲調は爽やか(妹曰くポカリのCMのよう)なのだけど、天井に映し出される歌詞を見ていると何とも現実的で悲しい曲だなと改めて感じた。「終わり方」が大きくなり、薄くなり、消えていくのが切ない。秋田さんの声だからこそ表現出来る、社会で定義づけられた人間の最小単位だ…。

第3章、サラ、可哀想なサラ。バットで殴られるシーンまで描写されてしまった。最後の話にはなりますがサラの死体は置き去りなんだなあ。どうしようもないよ。そして第3章後4曲は怒涛のサラへの想いセトリ。

9.アノミー:第3章終わりから奏でられ始めたメロディから次にアノミーが来ることがわかり、「救ってよ 救ってよ」が来ると思うと胸が痛かった。生きる理由なんて満腹の人間にだけ与えられる権利なのよと世界の愛を信じていなかったサラ自身の曲でもあり、サラを失った世界の曲でもあった。

10.性善説:ネットニュース風の映像。この曲も本当に名曲だな、と言っていればきりがないのですが。虚無病により善悪の判断を付ける材料も最早善悪すら無い世界をサラは生き死んだけど、それは虚無病が無い世界でも同じだったかもしれない。というかサラの死により性善説が否定された感じ。

11.冷凍睡眠:amzrsの音楽は起承転結があるものが多くこれもその一つなので曲単体で1つの物語だったけど、今回でナツキ(ヒカル)とサラの曲としても成り立つようになったなあ。事実ではないけど心の近さのようだ。2人の抱擁が見られて良かったけど、消失していくサラの姿が切ない。

12.カルマ:まさかライブで聴けるとは!しかしこれも読みながらぴったりだなあ…と思っていたので覚悟はしていた。どうかあの子を救って。第3章後の4曲はひたすらにサラの喪失の悲しみと、善も希望も無いことをサラ自身の死で肯定してしまったことに対する謝罪を歌っているようだった。

第4章、ヒカルが最大級に格好良い。しかしナツキが凡人だからこそ共感出来るので好き。しかし涅槃原則はあの少ない文字数できちんと起承転結をつけ、虚しさを全編に広げながら疾走感を保っているのすごい。秋田さんすごい。

13.逃避行:イントロ鳥肌、聴けるとは!これは読んでいる時に想像していなかったので驚いた。思うとぴったり。「逃げ」というと「負け」を想像しがちだけどこの曲はamzrsの中でもすごく前向き。ナツキとヒカルの逃避行もこれからの前進への一歩だものなあ、明るい道ではなくとも。

14.多数決:相変わらずライブ映えする。今回の映像ではあまり歌詞が映らずその分賛成、反対のインパクトが大きかった覚え。全て多数決で決まり多数が勝つような世界を諦めているような、それだけでは無いのだと言い切るような、しかし自分の立場を常に持てと言われているような気持ちに。

15.夜の歌:聴けると思っていなさすぎてイントロで頭がパンク。逃避行は終えられなくても、夜の中では歩けなくても、朝を待てなくても、夜の中で生きたいと思えていれば十分。改めてこの歌の良さを知る。ライブ後夜空に浮かぶ月が本当に美しくて、「あれが僕の目指す光」と呟いてしまった。

16.つじつま合わせに生まれた僕等:これも鳥肌。渋公で聴いた以来かも。文字の絵としての使い方が芸術だった。MVにしてほしい。理不尽に産み落とされたナツキサラヒカルがそれでももがき懸命に生きた・生きる証のような曲になっていた。「夕焼け」の文字の色が美しくて忘れられない。

第5章、結末は知っているのにナツキとヒカルが逃げきれて安堵。と同時に、サラがそのままだという事実にやっと気づいて悲しくなった。2人もどうしようもないのがわかっていたからサラの言葉を反芻していたのだろう。2人と同様に私も、生きる理由なんてのは、というサラの言葉を噛みしめた。

17.僕が死のうと思ったのは:ひたすらに美しい歌だった。生きることに真面目すぎるから」には気付かされた。amzrsの曲は最終的に「あなた」の存在に助けられていることが多く、私にはそれを求める心が生まれないのが苦しみだけど、でもふと見渡すと「あなた」と呼べる人は多くいる。

(18.スターライト)セトリ表記はありませんでしたが最後はスターライトでした。MCはほぼここの三言のみ。「僕が死のうと思ったのは」で閉幕の気配がしたのでこれで終わりかな…と思っていたところに映し出された「僕らはここにいちゃ駄目だ」には鼻の奥がツンとし心臓が震えました。
(18.スターライト)タクシードライバーのような車が疾走していく映像は、ナツキとヒカルが見ている光景のようでした。この曲の持つ、前進を強要するわけではないのに前に進める気がする解放感と開放感。本当にこの曲をamzrsの曲として生んでくれて良かったと思う。

幕張メッセいっぱいの拍手の中、いつもの終わりの曲は「メーデーメーデー」。18曲+1曲で、amazarashi 360°ライブ「虚無病」は閉幕。名作映画を3本分一気に観た疲労感…という喩えで表せているかわかりませんが、生気を使い生気を得た感覚でした。心から、好きで良かった。

ということでTLでつらつらと虚無病レポ書かせていただきましたamazarashiについてはいつでもどこでもどなたともお話ししたいので、お話しする機会がありましたら是非是非です。2017年もamazarashiのご活躍を楽しみにしています。まずはピクチャーブックが楽しみ。

番外編
360°虚無病で最も衝撃だったのは夜の歌かな。全く聴けると思っておらず。逃避行は物語の流れに自動的に重なるけど、夜の歌は秋田さんの意思、ナツキヒカルサラへの愛により重ねられていて、虚無病キャラクター(つまり現実世界で自分の毎日をどうしようもないと思っている人)への優しさを感じた。

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Author:えるれ
好きなサイボーグは004です。

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