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許されろ

飽きもせずお前は眺めている。
神社の境内、子供たちが走り回って遊ぶのを、飽きもせず。
遊ぶ子供はもう幾度となく変わっていて、朝から昼までに何回入れ替わっているかわからない。
でもお前はじっと見ていた。自分は少しも動かずに。一歩間違えば不審な奴だと思われそうだが、お前はただ座っているだけで画になる男だから、許されている。
そう、お前は世界に許されている。
でも、お前は世界に許されている自分を許していない。
純粋な人々を眺め、どうして自分はこんな人間なのだろうと恨めしく思いながら、世界に迎え入れられている。
どうしてお前は許してやれないのだ。自分を認めてやれないのだ。
自分より純粋で美しくて無垢なものを見つめ、自分の中の、それらとは反対の部分だけを見てしまうのだ。
お前にそんな純粋でなく美しくな無垢ではない部分があったとしても、世界はとうにお前を愛しているというのに。
きっとお前は日が沈み始めても、最後の遊びを楽しむ子供たちを眺めているのだろう。
自分が夕日に照らされる姿がどれほど純粋に美しいかも知らずに。
子供たちが憧れる姿かも知らずに。
お前が面と向かって向き合えるのは世界に溶け込めない自分だけだ。世界に許されたい自分だけだ。

バカだなあ。
お前はとうに、許されているというのに。
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